独自の検索機能やおしゃれなトップページを採用しているレスポンシブ対応の国産ワードプレステーマTCD GENSENの特徴や不満点、カスタマイズ性などを紹介します。アフィリエイトに強いと言われるテーマ Affinger5から変更して変わった事なども含めてレビューしていきます。
TCDのGENSENを導入するまでの事
ワードプレスでウェブサイトを構築した時に一番最初に悩んでしまうのは、全体のデザインやカスタマイズ性が左右されるWordPressテーマではないでしょうか? 私も、このウェブサイトを開設してからはバズ部さん提供の無料ワードプレステーマ Xeory Extensionを使用していましたが、無料でありながらもデザイン性に優れ、人気記事と新着記事をトップページに表示できる理想のテーマではありました。
当時はCSSのエラーが多く、テーマエディターでコードを修正しながらウェブサイトを公開していましたが、やはりカテゴリーごとの新着表示がトップページに欲しいとの思いから、ついに有料ワードプレステーマを導入したくなり、株式会社オンスピード様から販売しているAffinger5EXに変更しています。
AFFINGER5は低価格ながら、Affinger専用のカスタマイズページを設けてSEOや広告設定、トップページなどのデザイン変更を容易にする優れたワードプレステーマで、公式販売ページではアフィリエイト向けのSEO対策と広告収入UPの機能が標準装備。稼ぐに特化したWING-AFFINGER5を売りにしていましたが、実際にどうだったのか?気になる長所と短所を紹介します
Affinger5の長所と短所
長所
- 独自のカスタマイズページ導入で管理画面から容易に広告やデザインの設定が出来る
- レスポンシブ表示とAMP表示設定を標準搭載している
- プラグインをほとんど必要としないのでサイトが軽い
- 豊富なリンクカードや記事内ボックス表示機能
- カテゴリー別の新着記事をトップページに表示できる
- カテゴリーやタグページの表示もカスタマイズができる
- 記事やカテゴリー・タグごとのnoindex nofollow設定が出来る
- コードで記事内の特定部分をAMPページで非表示にできる
- リンクボタンが目立つデザインなのでクリックを誘導しやすい
- WordPressテーマとしてはジャンルを問わない万能型のデザイン
短所
- アクセス数が増えるわけでもなく広告収入が増えるわけでもない
- 記事内hタグのデザインがオシャレじゃない
- カテゴリー新着表示をスライドショーでしか表示できない
- iframeをAMP非表示しないとサーチコンソールでAMPエラーが出る
- リンクボタンがキラキラ目立ちすぎる
- 情報商材のDMがうるさい
CSSやhtmlの知識が無くてもカスタマイズが容易に出来る初心者向けのワードプレステーマではありますが、長年運営している方でも手ごたえは感じる事のできるオールマイティなワードプレステーマではないかと思いますが、Youtubeで公開している動画を表示して観光情報などを公開している私のようなウェブサイトでは、全体のデザインが質素になってしまっている感じもあり、悪く言えばデザインが古臭く感じてしまう部分はあると思います。
アフィリエイト特化型を謳うワードプレステーマではありますが、その辺に関しては期待するほどの結果は見られないと思いますし、Affingerを販売している会社が情報商材屋なので、WordPressテーマを購入すると転売の方法や成功者が何とかかんとかって情弱向けメールが毎日のように届くので手を出さないのが無難です。
TCDのワードプレステーマGENSENを導入
ここまでお金をかける必要があるのかどうか真剣に悩んでしまうほどに低価格なワードプレステーマではないのですが、山形県にある銀山温泉の画像をトップページに貼ったインパクトの強いデモサイトが目に飛び込みます。それだけでもとても魅力的に感じるデザインなのですが、情報サイトを運営している以上はSEO対策に特化するよりもデザイン重視でウェブサイト作りをしていかないと集客に影響が出るのではないかと考えておりました。
このテーマについては、HTMLやCSSに手を加えなくてもアンド・オア対応のキーワード検索機能や組み合わせ検索が可能なカテゴリー検索機能が備えられている他、ページごとに「meta title」「meta description」が設定できるSEO強化機能が備わっているのです。
WordPressサイトで宿・ホテル、ショップの紹介や地域情報を掲載するポータルサイトのような充実した機能を備えるのであれば膨大な時間と費用がかかるものですが、TCDのGENSENはTCDテーマオプションで必要な機能をカスタマイズするだけで、専門の業者が製作したような見栄えのよいウェブサイトを作る事が出来るのです。
GENSEN独自の検索フォーム
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宿・ホテル・観光地などを紹介するポータルサイト、不動産の物件情報検索サイト、美容院や脱毛サロンを紹介する大規模なアフィリエイトサイト、ファッションやグルメ情報を提供する情報サイトなどに活用できる国内初の高性能な検索機能を搭載したポータルサイト専用WordPressテーマとあるように、情報量が豊富なウェブサイトほど絞り込みやすくなるような独自の検索フォームを各ページに設置してあります。
検索フォームのカテゴリーは管理画面で編集が可能、大エリア(地方)・エリア(都道府県)・ジャンルのように、地域ごとの観光情報や店舗情報など分類されるカテゴリーが増えれば増える程に便利な検索フォームが標準で搭載されています。これって厳選する意味のGENSENと源泉の両方の意味があるテーマなのでしょうね、多分。
トップページにカテゴリー別新着表示などカスタマイズ可能
トップページの画像下にカテゴリー別新着表示や紹介ページなどを設置が可能。フリースペースを使用すれば、コードの入力でアドセンス広告の表示や独自のデザイン導入なども容易にカスタマイズできちゃいます。
カテゴリー別新着表示は、管理画面でお好みの数に指定できる上に、スライドショーなどの目障りな演出がないため、チラチラしてサイトが見にくくなってしまい、サイトをすぐに閉じてしまうような事も少なくなります。
最新ブログ記事一覧でカテゴリー別の表示や、フリースペースでアドセンス広告、地域別カテゴリーのリンク、Youtubeの最新動画を掲載し、他にも紹介コンテンツやカルーセルスライダー、カテゴリーリストなど好みのデザインに変更可能ですので、回遊率の増加や直帰率の低下が見込まれます。
豊富なソーシャルボタンでSNSへのシェアやいいねも標準搭載
記事を読んだ時に、他の人にも記事を読んでほしい時のTwitterやFacebook等のSNSでのシェアやいいねの他に、Google+やはてなブックマーク、Pinterestなどのソーシャルボタンが設置可能で、デザインも純正のものからGENSEN独自のデザインまで豊富に用意されています。
TCDテーマでは全テーマに、ツイッター、Facebookイイネボタン・シェアボタン、Google+、はてなブックマーク、Pocket、Feedly、RSS、Pinterestの計8つのSNSに対応したボタンをご用意しており、それぞれのSNSボタンごとに表示・非表示の選択が可能です。
見出しのH3以降のタグは全部で3つのデザインから選択できます
見出しのタグでH3からH5までは、標準で使用される見出しタグに加えて、記事内のデザインを左右するGENSEN独自の見出しタグをそれぞれ2つずつ追加できますので、記事内を自分好みの形に装飾する事でワンランクアップしたような美しいデザインのページを公開する事が可能です。
レイアウトも自由自在なコンテンツビルダー
他のワードプレステーマには実装されていないコンテンツビルダーでは、本格的な企業や店舗ホームページのように自由自在にレイアウトを考えて記事を公開する事が可能ですので、それを読む人の興味を引き付けられるように構成することで、離脱を抑え精読率を高めることができます。
スマホ表示に最適化されたレスポンシブデザイン
出展:GENSEN紹介ページ
パソコンのウェブブラウザだけではなく、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末にも対応したレスポンシブデザインを採用して、Googleが推奨している「モバイルファーストインデックス」にも完全対応、スマホからの検索でも上位表示が可能になるのでSEO対策でも有利になります。
このサイトもTCDワードプレステーマGENSENを使用して製作しているので、是非他のページも見て参考にしていただければ良いかと思います。
現在の所は、どのテーマよりもダントツでデザインが良く、理想的なウェブサイト作りが出来ていると思うので私的にはおススメです。
最低限あった方が良いサードパーティ製プラグイン
- Google XML Sitemaps・・XMLサイトマップ作成プラグイン
- WP Custom Noindex Nofollow・・noindex・nofollowを細かく設定できるプラグイン
- WordPress Popular Posts・・人気記事を表示するプラグイン
- Table of Contents Plus・・目次作成プラグイン
他はそれぞれ自分のウェブサイトに合わせてプラグインを追加していただければ良いのですが、追加しすぎてもあまりスコアが良くなかったので、最低限のプラグインだけを追加しておいた方が良いでしょう。
ただし、通常のページでも画像のサイズを小さくしたりすれば、モバイル端末で50点以上、PCで90点以上は出るのでご心配なく。
PageSpeed Insightsのパフォーマンススコアは高得点!
最低限のプラグインの他にSchemaマークアッププラグインやクラシックエディターなど14個のプラグインを有効化にしていても、このスコアであればかなり良い方だと思います。
結局の所は、何もしなければページ速度はどのテーマを使っても差が無く、後でプラグインが必要になるかどうかだけが、WordPressテーマの選ぶポイントになるのかと思います。
良い所ばかりではないGENSENの短所
ここまで素晴らしい機能ばかりで魅力的なように感じますが、ハッキリと申しますと、少なからず欠点はあります・・。
ここも改善してくれればいいのにと思う所なのですが、販売しているワードプレステーマには完全に満足できる商品が存在していないというのが実情なのではないでしょうか?
ただし、一部はプラグインで改善する事はできる部分なのでTCD GENSENの短所を紹介します。
- TCD独自のメタ情報入力項目があるが、カテゴリー、タグ共に個別にnoindex設定ができない(プラグインで対応)。
- AMP(Accelerated Mobile Pages)が標準搭載されていない(AMP for WPプラグインで完全対応)
- 引用ボックス以外のボックスが少ないのでプラグインやCSSなどで、カスタマイズする必要性がある。
- カテゴリーページとタグページがカスタマイズできない(検索絞り込み後のページデザインに影響しそう)
- タイトルがh2タグになっているのでSEO最弱とも噂されているのが気になる。
- アドセンス広告をレスポンシブにすると表示されない。(style=”display:block;min-width:290px;max-width:370px;width:100%;height:320px”の追加で対応しました。)
- 所々必要なCSSが抜けていてPage Speed Insightのユーザー補助とおすすめの方法のスコアが下がる。
まとめ
今の所はSEO対策に強いと言われるAFFINGER5からSEO最弱とも噂されるTCDのテーマに変更したのですが、広告収入や総閲覧者数は以前の倍以上にまで増えて、まだまだ伸び続けています。価格が安い有料ワードプレステーマではないですが、ユーザーファーストで作り込まれたデザインのおかげで、検索ランキングの平均でも15位以内に入るほどの実績が取れています。。
デザイン重視でカテゴリーごとの新着表示や特集記事を組んでトップページに表示したい方など、観光や店舗紹介など多くのジャンルが存在するウェブサイトを運営している方にはお勧めのWordPressテーマです。
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