山梨県西八代郡市川三郷町で開催する、市川三郷町ふるさと夏まつり 第36回神明の花火の開催日が2024年8月7日に決定しました。有料観覧席もふるさと納税先行販売からスタートし、後に電話受付やオンライン受付の観覧チケットの販売も開始される事が決まりました。
市川三郷町ふるさと夏まつり 神明の花火大会
神明の花火大会の歴史
「神明の花火大会」の前身であるとされる甲州市川の花火は、戦国時代に武田氏が築いた大伝達網である狼煙(のろし)作りが起源であるとされ、和紙を漉く技術を市川の地に伝えた紙漉き名人の甚左衛門を神明社に祀り、命日である日に盛大に花火を打ち上げたのが始まりであると言われています。
その後江戸時代中期から後期にかけて甲斐国(かいのくに)の「市川の花火」は一層盛んになり、常陸国(ひたちのくに) の「水戸の花火」・三河国(みかわのくに) の「吉田の花火」と共に江戸時代の「日本三大花火」と称され賑わいました。
恋人たちの出会いの場としても親しまれ「七月おいで盆過ぎて 市川の花火の場所であいやしょ」とうたわれ、市川の花火を一緒に見ると幸せになれると言い伝えられたそう。
歴史が途絶えてしまった市川の花火ですが、「いま蘇る神明の花火」と題して「ふるさと夏祭り」のイベントの一つとして平成元年8月7日に「神明の花火大会」の第1回目がスタートし、現在の観覧会場から東側の富士見公園周辺から観覧していたそうです。
第2回の開催時には現在の花火観覧場所である三郡橋下流笛吹川河畔に移して1万5000発の花火を盛大に打ち上げ、翌年には神明の花火で初めての試みとなる二尺玉の打ち上げや、第5回大会からは現在と同じ約二万発もの花火を打ち上げる大花火大会へと成長していきました。
2024年は二尺玉の打ち上げが無いっぽい
神明の花火の目玉プログラムの一つである二尺玉の打ち上げは実施しない方向になっておりますが、今年は時代にあった新たな構成、お客様の安心安全に考慮した構成を検討しているとの事で、全体的に例年とは花火打ち上げのプログラムが変更となる可能性がございます。
以下の見どころは、昨年開催分の内容ですので、参考として見て頂ければ幸いです。
神明の花火の見どころ1 競技花火
内閣総理大臣賞が授与される大曲や土浦の全国花火競技大会をはじめ、各地の花火大会でも花火競技は行われていますが、神明の花火では山梨県内の花火製造業者と山梨県内に工場がある東京の花火製造業者で花火の美しさやタイトルとの整合性を競い合う創造花火の競技が行われます。
他の花火競技と違うのは、競技花火終了後の審査結果発表まで花火の打ち上げを担当した業者が伏せられていて、業者への贔屓目無しに花火を観賞する事が出来るのです。
神明の花火の見どころ2 メッセージ花火でほっこり
花火大会の中盤には、思いを込めたメッセージと共に花火を打ち上げるメッセージ付き花火が打ち上げられます。
会場内でメッセージが読み上げられてその後に1発ずつ花火が打ち上げられるプログラムですが、最後に成功率100%と言われているプロポーズ花火を打ち上げるのが毎年恒例です。
というか、断われないですよね・・。
神明の花火の見どころ3 特大スターマイン
市川三郷町や近郊にゆかりがある企業や団体が協賛して花火を打ち上げる特大スターマインは、神明の花火の大部分を占めるプログラムですが、CM曲などの音楽に合わせて花火を打ち上げたり、打ち上げ幅や演出方法が違くて割と楽しめるプログラムです。
神明の花火の見どころ4 テーマファイヤー
フィナーレの前に二尺玉を挟んで行われるテーマファイヤーは、広い打ち上げ幅を使用した音楽と花火がシンクロするワイドミュージックスターマインで、フィナーレと共に神明の花火の名物となっているプログラムの一つです。
主に花火の打ち上げを担当している株式会社マルゴーと株式会社齋木煙火本店の二社が毎年入れ替わりで担当し、2023年は株式会社マルゴーがジブリ音楽に合わせて花火を打ち上げました。
例年であれば10分以上の打ち上げ時間が長い花火なのですが、今年は約5分ほどに短縮されていた分、短時間に凝縮されて内容の濃いプログラムだったんじゃないかと思います。
神明の花火の見どころ5 グランドフィナーレ
神明の花火のラストを飾るグランドフィナーレは、打ち上げ幅を一番広く使った圧巻のプログラムです。
今年は㈱斎木煙火本店の担当で、音楽と花火がシンクロする壮大なワイドミュージックスターマインの打ち上げとなりましたが、上下左右全ての視界を埋め尽くすほどの色鮮やかな花火が圧巻のプログラムでした。
2023年 神明の花火大会の映像
4K HDR 2023年 神明の花火 ~オープニングからグランドフィナーレまで50分の花火映像!
昨年開催分の全プログラムを約50分にまとめましたので、参考としてご視聴いただければ幸いです。
Camera : Blackmagic pocket Cinema Camera 6K (BMPCC6K)
Lens : SIGMA 10-20mm
Michrophone : MXL CR21
Recorder : ZOOM F3
有料観覧席の販売日程と価格
全国的に花火大会の有料観覧席の価格が高騰しておりますが、神明の花火においても、ふるさと納税先行販売で通常の3倍から4倍の価格で通常席は4月15日から、他の席種は5月10日からふるさと納税で先行販売が開始されます。
ふるさと納税先行販売
席種 | 場所と広さ | 寄付金額 |
カメラマン席 | Eブロック・Fブロックの最上段席 (幅100cm×奥行80cm) | 40,000円 |
4人シート席 | 最前列15シート限定 (幅1.8m×奥行1.8m) | 77,000円 |
10人シート席 | 最前列5シート限定(幅2.7m×奥行2.7m) | 185,000円 |
階段席 | Eブロック・Fブロック (幅40cm×奥行50cm) | 15,000円 |
通常販売
席種と広さ | 価格 | 販売開始日と受付 |
カメラマン席 (幅100cm×奥行80cm) | 10,000円 |
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ゆったり席 (中央部G・Hブロック 幅100cm×奥行40cm) | 8,000円 |
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通常席 (幅50cm×奥行40cm) | 4,000円 |
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2人シート席 (幅1.8m×奥行0.9m) | 10,000円 |
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4人シート席 (幅1.8m×奥行1.8m) | 20,000円 |
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10人シート席 (幅2.7m×奥行2.7m) | 50,000円 |
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ダイナミックイス席 | 6,000円 |
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ツアー用イス席 | 5,000円 |
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身障者席 | 駐車場付き:1台・25,000円/席・介助者含む4人まで |
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ダイナミックVIP席 | 100,000円 |
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ダイナミックリクライニング席 | 20,000円 |
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神明の花火大会 交通アクセスや日程情報
開催場所 | 山梨県西八代郡市川三郷町 三郡橋下流 笛吹川 |
開催日時 | 2023年8月7日 19:15~21:00 |
花火打ち上げ数 | 20,000発 |
担当煙火店 | |
駐車場 | |
交通アクセス | 中央自動車道甲府南IC~国道140号経由 約10㎞ 中部横断道増穂ICより 約3km JR身延線市川大門駅から徒歩約10分 |
マップコード | 312 823 009*67 |
関連ウェブサイト | 神明の花火 |
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