新潟県上越市の高田城址公園は、日本三大夜桜と称される桜の名所として知られていますが、長岡花火などが実施される真夏には、美しさ規模共に東洋一とも称される蓮の花が見頃を迎える事でも知られています。猛暑の影響で巡るのも大変でしたが、水面を覆いつくす蓮の花々を写真でご紹介します。
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東洋一の規模を誇るハスの花の名所 高田城址公園観蓮会
高田城址公園とは?
新潟県上越市の高田城址公園は、東京都大東区の上野恩賜公園や青森県弘前市の弘前公園と共に、日本三大夜桜の一つに数えられる高田城址公園観桜会が行われる事で有名な観光名所です。
この地には慶長19年(1614年)に、徳川家康の六男である松平忠輝の居城として造られた高田城が存在しており、当時は約230メートルから約220メートル四方の本丸を取り巻くように二ノ丸、南に三ノ丸、北に北の丸を配し、関川、青田川などを外堀として利用していたとされています。
正保元年(1644年)に提出が命じられた『正保城絵図』によると二重櫓だったとされていますが、寛文5年(1666年)に発生した高田地震後の復旧で、3重3階の三重櫓になったと見られております。
明治以降、旧陸軍第13師団の駐屯地司令部として使用するために大規模な土塁の撤去、堀の埋め立てが行われましたが、入城時に3000本を超すソメイヨシノが植樹され、今や東京都大東区の上野恩賜公園や青森県弘前市の弘前公園と共に、高田城址公園で行われる高田城址公園観桜会は日本三大夜桜の一つに数えられる規模になりました。
また、高田城のシンボル的存在であった三重の櫓は、上越市発足20周年記念事業として平成5年(1993年)に建設しており、2017年には日本100名城に続くものとして選定した続日本100名城の一つとして高田城址公園が選ばれています。
高田城址公園観蓮会
日本三大夜桜の一つに選ばれている高田城址公園は、真夏に濠を埋め尽くすほどの規模で咲き誇る美しい蓮の花が観賞できる高田城址公園観蓮会が行われる事でも知られています。
公園の面積は約50ヘクタールほどあり、越後三大花火のぎおん柏崎まつりや、長岡まつりが実施される真夏の7月下旬から8月中旬頃にかけて公園内のお堀を埋め尽くす蓮の花を楽しむ事ができます。
高田城址公園内に咲く蓮の花は和蓮がほとんどですが、紅蓮と白蓮が入り混じる風景の他、西堀北側の観蓮園で世界各種の蓮の花も楽しむことができます。
2日間開催する長岡花火の2日目午前中に訪れましたが、緑色の葉とピンク色の花でびっしりと埋め尽くされていたのは南堀です。
背景に見える山は妙高山でしょうか?東洋一の美しさと言われている蓮の花と山々の風景がとても綺麗でした。
その一方で西堀橋が架けられている西堀は、生育状況が良くなかったとの事と、南堀を巡っているうちに閉じてしまった花もあったため、花付きはまばらです。
蓮の花は日の出と共に花を咲かせて午後には閉じてしまう習性を持つ花であるため、見に来るなら早朝がオススメです!
南堀ほど規模は大きくないですが、北堀の蓮の花も最盛期を迎えており、ピンク色の花々が大きく開いている様子を楽しむことができました。
外周を全て回ると約3.2kmほどの距離になるため、35℃を超えるような猛暑日は、熱中症に十分気を付けながら巡った方が良いかもしれませんね。
自動販売機は、野球場前・第1庭球場前駐車場・第3駐車場内・三重櫓管理棟公衆トイレにあるのは確認済み。また近隣にはスターバックスコーヒーがあったので、そちらで休憩するのもオススメです。
高田城址公園観蓮会 交通アクセス・詳細情報
所在地 | 〒943-0835 新潟県上越市本城町44−1 |
時間 | 24時間 |
駐車場 | 第1~第6駐車場 (オススメは第4駐車場) |
交通アクセス | 北陸新幹線「上越妙高駅」から、えちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインに乗換「高田駅」下車徒歩15分 頸城バス「高田城址公園」下車徒歩1分 北陸自動車道「上越IC」から10分 上信越自動車道「上越高田IC」から10分 |
関連ウェブサイト | にいがた観光ナビ 上越観光ナビ |
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