富谷宿 街道まつり | 来年で開宿400年を迎える 富谷市の秋祭り! | 宮城県富谷市

宮城県富谷市のしんまち地区で開催した、富谷宿 街道まつりの見どころを紹介します。富谷町の時代には「十三夜 魂のふるさとまつり」と呼ばれていたお祭りですが、富谷市市制施行に伴って現在の名称に変わりました。

富谷宿とは？

宮城県富谷市のしんまち地区は、約400年ほど前に仙台藩主伊達政宗の命を受けて内ケ崎織部が開設した、奥州街道72番目の宿場町である「富谷宿」があった場所です。
開設当時はわずか13戸しかなかった富谷宿ですが、約2年で倍の戸数となり、その200年後には宿屋、呉服屋、酒屋、醤油屋など25業種、75軒もの店が街道沿いに軒を連ねて、七北田宿と吉岡宿を結ぶ重要な宿場町として栄えていったそうです。

そんな長い歴史を持つ富谷市しんまち地区を活性化させようと始められたのが「十三夜 魂のふるさとまつり」と名付けられた秋祭りでしたが、合併無しで単独での市制施行を果たして富谷市になったのを機会に現在の「富谷宿 街道まつり」に名称を変えて毎年10月に行われています。

イベント内容

富谷市まちづくり産業交流プラザ TOMI+の駐車場に設置したステージでは、富谷市の一般マーチングバンド とみやマーチングエコーズによるオープニング演奏と共に開祭式が行われます。

引き続いてステージ上では、奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊によるショーも行われて、富谷宿 街道まつりのオープニングを盛り上げます。

本陣ステージ タイムスケジュール

街道パレード 富谷宿ステージ

しんまち地区にある熊野神社からスタートする神輿渡御は重さ約2トンもあるそうで、かつて富谷宿のあったしんまち通りを通って富谷中央公民館まで練り歩きます。
神輿は熊野神社の鳥居の高さを超える程の高さがあり、姿勢を低くしながら鳥居をくぐる姿が本当に大変そうでした。

神輿の後に続くように、市民ら100人以上が参加した大名行列や武者行列がしんまち地区を練り歩く街道パレードが行われます。
2020年には富谷宿が開宿してから400年という歴史的な節目を迎えるので、もしかしたら今まで以上に盛大にお祭りが行われるかもしれませんね！

小学校金管パレード

富谷市の小学生による金管パレードは、毎年出場する学校が入れ替わり、2019年は午前の部に富谷小学校と日吉台小学校、午後の部では成田東小学校と明石台小学校が出演しました。
富谷市の小学生金管バンドは、マーチングバンド・バトントワーリング東北大会や全国大会にも出場している強豪校ばかりで、午後の部の最後には全国大会の常連になっている一般マーチングバンド とみやマーチングエコーズが出演します。

街道パレードタイムスケジュール

出店コーナー

「国分の町よりここへ 七北田よ 富谷茶飲んで 味は吉岡」と歌われるほど、江戸時代にお茶の生産が盛んだった富谷市では、「富谷茶」の復活を目指して2018年から栽培を行っています。
富谷宿街道まつりの出店コーナーでは、今年摘み取った新茶が振る舞われました。

沿道には他にもブレスレットを手作りできるコーナーもあるのですが、作る時に糸を通すのが難しそうでも、お店を担当している方に教えてもらいながら上手に糸を通していました。

ランタン街道・ランタン夢アート

夜になると、しんまち通りの沿道約500mほどに幻想的なロウソクの光が灯るランタン街道が行われます。時間は17:00~19：00までとなっていますが、多分火が消えるまで行われています。

ハロウィン仕様に飾られたランタン夢アートも幻想的な光で、富谷宿街道まつりのラストを幻想的に彩ります。
ランタン街道とランタン夢アートに協賛した富谷環境は、毎年5月にもリサイクルランタンとロウソクを使用した志戸田の田園ランタン祭りも行っています。

富谷宿の開宿から400年、富谷市市制施行4年目を迎える2020年にはどのようなイベントが行われるのか、今からでもすごく楽しみですね！

富谷宿 街道まつり 開催場所・日程情報