宮城県塩竈市(塩釜市)にある志波彦神社・鹽竈神社(塩釜神社)は、宮城県内でも有数の花の名所としても知られ、春にはソメイヨシノや枝垂れ桜を中心に約40品種の桜が咲き、国指定天然記念物である八重咲品種の鹽竈桜も美しく咲き誇ります。
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桜の名所 志波彦神社・鹽竈神社 美しい鹽竈桜と花の風景
志波彦神社・鹽竈神社とは?
宮城県塩竈市(塩釜市)にある志波彦神社・鹽竈神社(塩釜神社)は同一境内に二社が鎮座する神社で、全国にある鹽竈神社の総本社となっており、明治時代に志波彦神社が境内に遷座した後に「志波彦神社・鹽竈神社」を同一の法人としたそうです。
「志波彦神社・鹽竈神社」は初詣などでも人気が高く、正月三が日だけで宮城県内では第一位となる約50万人の参拝者が毎年訪れています。
鹽竈神社の主祭神は人々に塩の作り方を伝えた、塩の神様と言われている塩土老翁神(シオツチオジノカミ)をお祀りしていて、名前の「シホツチ(シオツチ)」は「潮つ霊」「潮つ路」と書かれる事からも潮流を司る航海の神としても崇められ、海上安全・大漁満足・商売繁盛など港町らしい様々なご利益があるとして信仰を集めています。
志波彦神社は志波彦神を主祭神とする神社で、農耕守護・殖産・国土開発の神として主に農耕を生業としている方々の守護神として信仰があり、両神社とも強力な浄化作用と共に「導きを得られるパワースポット」とも言われるような事もあります。
桜の名所として知られる志波彦神社・鹽竈神社の風景
志波彦神社・鹽竈神社は宮城県内屈指の桜の名所としても知られ、ソメイヨシノや紅枝垂桜など約40種類200本の桜が境内各所で美しい花々を咲かせます。特に志波彦神社の手水舎隣にあるシダレザクラは高く伸びた枝から垂れ下がる花々が見事とも思える程に美しく、両神社のシンボル的な存在ともなっています。
塩釜港を眺められる神苑も外周を取り囲むように8種類の桜が花を咲かせます。早咲き種や遅咲き種もあり、満開になる時期が重ならない種類もありますが、志波彦神社・鹽竈神社は日本の美しさを一つにまとめたような美しい眺めも感じられるお花見スポットが数多くあります。
ソメイヨシノが満開を迎えて約一週間後に咲き始まる鹽竈桜(シオガマザクラ)は、国の天然記念物に指定されるほどの桜で、花弁が約35~50片にもなる薄紅色で大輪の八重桜です。
手鞠を枝に付けたようなボリューム感も感じられる鹽竈桜ですが、はるか昔の平安時代には存在していた品種であるとされていて、昭和15年に国の天然記念物に指定されたものの、高齢木であったため枯死してしまい、昭和34年に一度天然記念物としての指定が解除されてしまったとの事。
しかし枯死直前に鹽竈神社の庭師である松木操により接木がされ、京都のサクラ研究家である佐野藤右衛門の指導を受けながら「塩竈桜保存会」が苗木を大切に育成して、育った苗木54本を鹽竈神社境内に植えた所、このうちの31本が昭和62年12月17日に国の天然記念物として再指定された歴史もあるそうです。
夜桜が幻想的なしおがまさま神々の花灯り
桜が見頃となった週の金曜日と土曜日には夜桜のライトアップと共に竹ろうそくの灯りが境内の参道や202段ある表坂を幻想的に照らす2日間限定のナイトイベント「しおがまさま神々の花灯り」が開催となります。
鹽竈神社境内の舞殿では日本古来の楽器である古代笛や琴などが奏でる演奏や雅楽などが2日間に渡って披露され、参道では秋田県雄勝郡羽後町西馬音内で行われる西馬音内盆踊りも行われます。
鹽竈神社の美しい桜や幻想的な夜桜など、春に見どころとなった全てを収録した動画をYoutubeで公開しましたので、是非観賞してみて下さい。
志波彦神社・鹽竈神社の動画
[4K]Shiogama Shrine 志波彦神社・鹽竈神社 宮城 桜の名所 塩竈桜 しおがまさま神々の花灯り Cherry Blossoms in Miyagi Japan
鹽竈神社・志波彦神社 交通アクセス・駐車場情報
住所 | 東北地方/〒985-8510 宮城県塩竈市一森山1−1 |
開門時間 | 5:00~20:00 18:30~20:30(しおがまさま神々の花灯り開催時) |
駐車場 | 無料 |
交通アクセス | 三陸自動車道 利府塩釜ICから車で約10分 JR仙石線 本塩釜駅下車 |
マップコード | 110 226 838*82(鹽竈神社境内) 110 227 789*21(駐車場) |
関連ウェブサイト | 志波彦神社・鹽竈神社 公式サイト |
桜の花が見ごろとなった時期は駐車場が満車となっている事がありますので、公共の交通機関を使って行った方が良いかもしれません。
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