2022年新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2021年最後の日は長野県飯島町で行われた七久保煙友会主催の第35回 大晦日新春花火に行って来ましたので、その時の様子を記事にいたしました。
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七久保煙友会主催 第35回 大晦日新春花火
七久保煙友会が発足したのは昭和56年の事。山祇神社、芝宮神社、七窪神社合同で行う三社合同祭煙火の存続を賭けて地域の有志が集い、現在に至るまで活動を続けて来た団体なのだそう。
バブル経済崩壊やらリーマンショックやら日本でも大きな不景気がありましたが、それを乗り越えて続けて来れるというのは、この地に対する熱い思いが無いとなかなか継続できるものじゃないのではないかと感じます。
そして七久保煙友会が発足した後に会独自の行事を残そうと、除夜の鐘の108回にかけて、直径320メートルの大きさに開花する尺玉8発を夜空に打ち上げる第1回目の大晦日新春花火を企画され、2022年で第35回目の開催を迎えました。
事前に情報はリークしていましたが現在に至るまで誰も成功したことが無い前代未聞の芯入り割物花火を打ち上げる計画もあって、これを見ない事には年を越せるはずが無い!との思いを持って、年末の29日から関東甲信越地方、岐阜県に滞在しておりました。
道中は大雪、高山市から長野に抜けようと思ったら立ち往生で身動きが取れなくなったり色々大変な事もありましたが、無事に生きたままこの地に辿りつく事が出来ました。
現地で予想されている気温は-10度との事でしたが、地元で感じる全ての体温を奪っていくような冷たい風ほどの寒さは感じられず、まだまだ耐えられるレベルです。
観覧場所は七久保小学校から少し山側に登った特設会場ですが、特に場所にこだわらなければ、どこからでも見る事が出来るほぼ大玉のみの花火大会となっており、道の駅花の里いいじま周辺からでもここで打ち上がる大輪の花を見る事ができます。
初めての観覧だったので勝手がわからなかったのもありますが、観覧会場から打ち上げ場所まではだいぶ距離があり、撮影するのであれば標準レンズでも大丈夫です。
わがままを言えばもっと近くまで行けば良かったかもしれない・・。
年越し5分前に目印となる雷を打ち上げて、0時ちょうどに一発目の尺玉が打ち揚げられます。
煌くオーロラに夢込めて(きらきら芯帯輪星)写真にするとわかりにくいけど、形や色がくっきりしていて個人的に好きな花火です。
夢空間に広がるアンソロジー(昇曲八重芯千輪菊)八重芯の千輪菊なのかと思ったら、千輪菊が八重芯なのはびっくり!
この後にこの花火大会を担当するアルプス煙火工業さんが新作花火を披露するチャレンジ玉のプログラムがあるのですが、それが始まる前にしばらく甲信越地方で花火を見ていないうちに星の色が濃くなってくっきりしたなぁという印象を受けました。
金属の炎色反応を応用したのがいわゆる洋火でしたが、近年見かける洋火の色は科学の教科書に載っているような元素とは違うものが存在しているような気もします。
見惚れているとシャッター押しっぱなしにしてしまうのも私のお決まりになっているような気もしますが、今回も3か所同時打ちのプログラムで全部重ねてしまいました。
玉名はわからないけど、万華鏡っぽい花火。
一往復半のスライド時差変化をした八重芯
噂の前代未聞の割物花火はキャンセルになって打ち上がりませんでしたが、真円を描く五重芯変化菊の対打ちは尺玉無し県民としてはありがたい花火でした。
打ち上げ場所から観覧場所まで離れていたので体感的な迫力は少々欠ける部分もありますが、3箇所から次々と大玉が打ち上がる迫力と形が整った美しい花火の数々を堪能できる幸せな年越しでした。
新年早々素晴らしい花火を打ち上げていただいた七久保煙友会の皆様、アルプス煙火工業の皆様ありがとうございました。
第35回 大晦日新春花火の映像
2022年 第35回 大晦日新春花火 七久保煙友会
全てのプログラムは動画で撮影をしておりましたので、是非ご覧になってみて下さい。
途中でフォーカスリングを触ってしまい、ピントが合っていない点はご容赦願います。
2021年12月に10年以上使用していたZOOM H4nハンディレコーダーが故障してしまい、ZOOM H6に変わりました。
この花火大会では、M/S収録とMXL CR21による収録の4トラック録音を行い、編集時にステレオ音声にミックスしておりますので、迫力のある音をヘッドフォンなどを使用してご視聴いただければ幸いです。
大晦日新春花火 基本情報
開催日時 | 2022年1月1日 0:00~ |
開催場所 | 長野県上伊那郡飯島町 芝宮神社付近 特設会場 |
主催者 | 七久保煙友会 |
担当煙火店 | アルプス煙火工業株式会社 |
打ち上げ数 | |
最大号数 | 10号玉 |
最寄り駅 | JR東海 飯田線 七久保駅 |
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