宮城県柴田郡柴田町の船岡城址公園は、東北でも有数の桜名所として知られ、大河原町の白石川堤一目千本桜と共に「日本さくら名所100選」の地に選ばれています。
公園内には桜のトンネルの下を歩ける遊歩道や全長305mのスロープカーがあり、山頂にある船岡平和観音付近からは町全体の景色を眺める事ができます。
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宮城県の桜名所・町を一望できる しばたの桜 船岡城址公園
船岡城址公園の桜の見どころ
船岡城址公園は、標高135メートルの四保山の頂上に西暦1200年頃に芝田氏が築城した船岡城が過去に存在していた場所で、船岡要害や四保館とも呼ばれた山城があった事でも知られていますが、失われた城跡の跡目を継ぐ形で、1970年頃に建立した船岡平和観音が残されています。
江戸時代前期に仙台藩で起こった伊達騒動を題材としたNHK大河ドラマ『樅ノ木は残った』の放送で注目を浴びると同時に、樅ノ木がある船岡城址公園には全国からも観光客が訪れるようになりました。
その後に桜の名所としても広く知られるようになり、約1000本以上のソメイヨシノやシダレザクラなどが咲く船岡城址公園は、大河原町の白石川堤一目千本桜と共に宮城県内で唯一となる「日本さくら名所100選」に選ばれ、毎年4月中旬頃に桜の花が見頃となった時期には全国から訪れる多くの花見客で賑わいます。
駐車場から上る遊歩道は綺麗に舗装され、空を覆いつくすように枝を伸ばす桜のトンネルの下を歩きながら上っていく事ができます。
また、そこを通らなくても駐車場とスロープカー乗り場前までは随時シャトルバスも運行している他、中腹にある観光物産交流館前の駐車場は障がい者用の駐車場として開放していますので、車いすなど体の不自由な方でも安心してお花見を楽しめます。
桜まつりの開催期間中は屋台の出店もあり、中腹の桜の木に囲まれた広い広場には、持ち込んだシート以外にも椅子とテーブルが数席用意してあり、夜には広場周辺の桜の木が提灯や照明で幻想的にライトアップされます。
中腹にある柴田町観光物産交流館「さくらの里」前のシダレザクラは、船岡城址公園の桜の中でも鮮やかな桃色の花びらが一際目立つ場所です。
ここは、下の駐車場と往復運行するシャトルバスの発着場所と障がい者用の駐車場になっていて、船岡平和観音がある山頂まで上る事のできる全長305メートルのスロープカーも枝垂桜の向かい側から出発します。
遊歩道から眺める事ができる山頂から降りて来たスロープカーです。遊歩道はここが分岐点となり、右側は坂の傾斜がきついコース、左側は傾斜が緩やかで距離が長めとなる坂のコースです。
どちらでも山頂まで行けますが、傾斜がきついコースは想像以上にキツイので登りは左側の緩やかな方を通行するのがオススメです。
緩やかな登山道にも桜の木はありますが、少々樹勢が弱くなっているような感じも見受けられ、中には冬の雪や風の影響で枝が折れてしまった木もあったとか・・・。
船岡平和観音のある山頂からは、柴田町内の景色や大河原町の「白石川堤一目千本桜」などの景色もパノラマ的に眺められます。
JR東北本線が通過する線路があるため、以前は撮り鉄による三脚を使用しての場所取りが行われていましたが、ここでも問題行動を起こして現在は禁止をしているとの事です。
夜景も美しい船岡城址公園からの眺めは、桜の名所としてだけではなく、夜景の名所としても売り込んでいけるのではないかと思えるような素晴らしい景色でした。
夜間は通常スロープカーの運行が行われませんが、桜まつり期間中やイルミネーションイベントの時は有料での夜間特別運行が予定されています。
船岡城址公園の動画
[4K]Funaoka Castle Park 桜の名所 船岡城址公園 宮城県の美しい風景 Beautiful Scenery of Cherry Blossoms in Miyagi Japan
船岡城址公園の桜を全て収録した約11分の4K映像です。日中に見る事ができる桜だけではなく夜間に見る事のできる夜桜ライトアップも収録いたしました。
宮城県が誇る美しい桜名所を映像でもご覧ください。
船岡城址公園 交通アクセス・駐車場情報
住所 | 東北地方/〒989-1606 宮城県柴田郡柴田町船岡舘山95−1 |
時間 | 24時間 18:30~21:00(ライトアップ) |
駐車場 | 普通車500円・バス3000円 |
交通アクセス | JR船岡駅から徒歩15分 東北自動車道村田ICから約15分 |
マップコード | 156 496 281*16(船岡城址公園) 156 496 233*72(駐車場) |
関連ウェブサイト | 柴田町観光物産協会 |
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